僕ら帰ろうお家に帰ろう〜故郷でデート〜

僕ら帰ろうお家に帰ろう〜故郷でデート〜


「どこから行くの?」

「まず、近いとこから行こっか・・・青島にしよ。そこならここから歩いていける」

「そんな近いの?!」

「おん、大体10分くらい歩けば繁華街の方に出るよ。そっからまた歩いて神社に行く。」

「神社?」

「そ、青島神社。御祭神はホオリノミコト、トヨタマヒメノミコト、そしてシオツチノオオカミ。ご利益は、縁結・安産・航海・交通安全。そこに着くまでには鬼の洗濯岩と呼ばれる珍しい地形が広がってるの。毎年、新年だったかな?それとも年末?忘れたけど冬に裸参りっていう伝統的な祭りをやるんだよ。大体説明はこんなもんかな。」

「へ〜!詳しいんだね!」「えへへ、何せ地元ですから!!」


一通りこれから行く場所の説明を済ませた・・・・と同時にとんでもない爆弾が落とされる。


「あ、そうだ。事前に言っとくわ」

「どした?礼佳」


「今日、明日、明後日、明々後日。この4日間で宮崎県内全部回るよ」


「・・・・・・え?」

「来て貰ったんだもん、どうせなら全部紹介したいよねってことで。半分ヤケクソだけどね」

「・・・・まじ?」「まじ」

「荷物なんも持ってきてないよ」

「今日は日南行った後、うちに泊まる。着替えは兄さんの使えばいいでしょ」

「え、でもそのあとは・・・」

「こうなったらあの人たち最後まで冷やかしてくるからね、荷物全部持たせてくると思うよ」

「」


まさかの桜宮一家全員愉快犯だと言うことが判明したところで・・・

「あ、ついたよ。ここが青島。まだ海とか見えてないからもうちょい歩こうか」


数分後


「へ〜・・・確かに洗濯板みたいだ」

「泥岩と砂岩の層なんだよ。先に脆い泥岩が波によって削られてこんな地形になったんだ。」

「ほんと物知りだよね〜」「地元民だからこの程度は説明できないとね!!^^」

「で・・・そ、ここの橋を渡ったらすぐ神社だよ。あとちょっと!」

「頑張ろ〜!」「お〜!」



さらに歩いて数分後



「着いた〜!!」

「へ〜!ここが青島神社・・・!なんか神聖な感じがする・・・」

「ホオリノミコト、山幸彦だね。彼が海の宮殿から帰ってくるときにたどり着いたのが、ここ青島なんだよ〜」

「へ〜!」

「この近くに植物園とかあるけど・・・今日は時間ないから神社だけね〜」

「了解!っと・・・話してる間に本殿に着いたね。」

「ん〜!久しぶりに来た!さてと・・・・」


二礼二拍手・・・・・・一礼


「礼佳〜何お願いしたの〜?」「言ったら叶わなくなるからだめ〜^^」「え〜」


「あそうだ、おみくじ引かない?向こうにあるよ」

「あ、ほんとだ・・・・って種類多くない?!」

「うふふ、これも魅力の一つだからね〜^^」

「どれにしよ・・・」

「とりあえずあの鯛のやつにしよーよ」

「いいね!やろう!」


さて運命の結果は・・・・?


「あ、よっしゃあ!大吉だ!」「うわ〜紫苑すご〜・・・うち凶だった・・・」

「・・・・・お守り買う?」「うん・・・・」



締まらないな〜^^まあ、礼佳が幸せならいいや!



次回、日南巡り〜























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